第2回 日本の美と技の未来シンポジウム(ゲスト:伊藤仁美さん)

「日本の美と技の未来」 第2回シンポジウム
ゲスト|着物家 伊藤仁美さん

日時:2020年9月29日(火) 20:00〜22:00

 

○ゲスト
着物家|伊藤仁美さん
京都、建仁寺塔頭両足院に生まれ育つ。祖父の法要のとき、彩り豊かな僧侶の袈裟を見て開眼、和の世界に興味を持った。祖母の遺した着物を着るため、西陣和装学院で着付けを学び、2008年師範を取得。祇園を拠点に着付け、スタイリング、和装小物の企画などに携わる。2015年10月、活動の拠点を東京へ移し、プライベートサロン『enso』をオープン。主な活動はサロンでのレッスンからメディア連載や講演、イベント出演他。国内外のアーティストと多数コラボレーションし商品企画やアート作品を生み出し、古来より伝わる和のこころや美意識を時を超えて繋いでゆく事をテーマとしている。 http://hitomi-ito.com

○コーディネーター
前野隆司|慶應義塾大学教授
1984年東京工業大学卒業、1986年同大学修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、ハーバード大学訪問教授等を経て慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼任。博士(工学)。専門は、システムデザイン・マネジメント学、幸福学、幸福経営学など。著書に、『幸せな職場の経営学』(2019年)、『幸福学×経営学』(2018年)、『幸せのメカニズム』(2014年)、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房,2004年)など多数。

○趣旨
慶應SDMヒューマンラボでは、日本の「美」にフォーカスしたシンポジウムシリーズを開催いたします。ファッション、和服、食、建築、茶道、華道、書道、写真、絵画、伝統工芸、伝統芸能、宗教、などなどに引き継がれてきた美と技について、ゲストの方のお話をお聞きするとともに、日本の美と技を貫く基本メカニズムを構造化することを目指します。
幸福学研究からわかったことのひとつは、幸せな生き方には成長することと美・感性を感じることが関係しているということです。現代人の美意識は今のままでいいのでしょうか。世界に対して日本は何を発信していくべきなのでしょうか。日本の古き良きものをもっと世界に、未来に、伝えていくべきなのではないでしょうか。これらについても探求したいと思います。
1回目はスタイリストの森岡弘さん(8/25の20時から)、2回目は着物家の伊藤仁美さん(9/29の20時から)です。その後も、ファッション、和服、食、建築、茶道、華道、書道、写真、絵画、伝統工芸、伝統芸能、宗教などの方のお話をお聞きする予定です。

○主催
SDM研究科附属SDM研究所ヒューマンラボ・アーツアンドデザインラボ
前野隆司、魚地朋恵、小田祐子、澁谷まりえ、本田杉子、前野マドカ、
米良克美、藪中ひろみ、渡辺まゆか